学習院不動産桜友会

会員訪問企画 立元賢司さん(株式会社タスキ勤務)

 
■ヒアリング
―大学を卒業してから今の会社にご入社されるまでの経緯をお教えください。
実は、大学に入るまでにちょっと寄り道をしてから入っています。高校時代にあまり勉強に興味を持つことが出来ず、高校卒業後に調理師の専門学校に通いました。その後、都内一流ホテルの厨房で働いたのですが、これからの将来像が描けず半年で辞めました。

次はサラリーマンがやってみたいと、営業会社に入社。仕事に慣れてきた頃、上場会社の方と知り合いになって、気に入って頂き、採用部門を紹介して頂いたのですが、「専門学校卒では受験資格がない」と言われて、学歴の重要性を感じました。

そこで、働いていた会社を辞めて、21歳から予備校に入り、猛勉強をして学習院大学に合格しました。

就職活動は、自分のキャラクターから放送や広告業界に興味を持っていたのですが、たまたまダイレクトメールが来た金融業の会社の説明会に行ったところ、上場している金融業でありながら、人が良く、実力主義であったことからこの会社に就職しました。

この会社は、総合職の人は新卒のメンバーしかいないため団結力があり、事業も安定していたので、仕事を頑張れる環境が揃っていました。当時の上司は厳しい人で、朝礼の営業ルート計画一つでも細かくチェックが入りましたが、それが自分の仕事の基礎になっています。

業務は、不動産のプロジェクトに対しての貸付業務であったために、不動産屋との取引が多く、また毎日のように物件をチェックしていたために自然と不動産と不動産業について興味を持つようになっていました。

新卒で入った会社に何の不満もなかったのですが、入社して6年が過ぎた頃に、大学の先輩に「これから上場を目指す会社に来ないか」と誘って頂き、上場することへの挑戦と以前からあった不動産業界への興味、また、その先輩自体が魅力的な方であったことから転職を決めました。

―現在のお仕事について教えてください。

入社してから5年間、マンション用地の仕入れをやり続けています。今では視野が広がりましたが、転職した当時は“不動産業といえば仕入がメイン”と思っていたので、仕入業務につきましたが、今でも楽しんで仕事をしています。

仕入業務は、業者さんの良いネットワークを構築して物件情報を頂き、自分が「コレ!」と思った物件があれば数日で社内を巻き込んで購入する というところが、一番の肝の部分です。

不動産は毎回モノとシチュエーションが違うという個別具体性があり、良い物件があれば一気に仕事をするというところが、やや飽きっぽいですが、集中力と突破力が必要な業務であることが自分には向いていると思います。

投資用マンションの仕入業者は数多くありますが、タスキは「クセのある土地を安く購入する」というタイプでなく、「駅近のキレイな土地を高く購入する」という戦略をとっています。

これは、自社の投資用マンションのお客様が法人や個人投資家が多いためで、こうした方々は利回りよりも資産性の高い物件を好まれる傾向があるからです。競合は年々増えていますが、これからもこうした強みを活かして良い仕入をしていきたいです。

「23区内」「駅近5分以内」「20坪以上」のマンション用地がありましたら、ぜひ立元までご連絡を頂ければと思います!

―不動産桜友会または学習院卒業生で良かったと思ったことはありますか

不動産業に関わるうえで、不動産桜友会があったことは本当に良かったです。不動産桜友会はもちろん、学習院大学を含めた18大学で作る不動産の集まりである大学不動産連盟の活動に参加することで多くの良質なネットワークを築くことができました。

不動産桜友会の方々は、そこまで人数が多くないために、会員自体の顔や仕事がよくわかるので、信頼して不動産情報をやり取りできますし、歴代の会長をはじめ諸先輩方が後輩の意見にも耳を傾けてくれる風通しのいい組織だと思います。

もちろん不動産桜友会や大学不動産連盟の方と実際に物件の仕入・売却を何本かさせて頂いており、仕事にもなっています。

学習院の卒業生で良かったことといえば、自分の“パワフルで明るいキャラクター”と学習院が持っている“品が良くて穏やかな方が多い”ということのギャップが大きいことで、会った方にいい意味で「学習院らしくない」と会話のフックになり、覚えてもらえることです。

■一問一答コーナー
(ア) ご出身は
東京都板橋区の三田線沿線です。中学生までは池袋が一番大きな街だと思っていました
(イ) いつから学習院か
22歳で大学に入学しました。兄から文系なら法学部と勧められたので、法学部です
(ウ) 部活やサークルはなんでしたか
ソフトテニス部です。大学3年生になってから、毎日大学に行くためには自分の性格を考えると部活に入らなくては!と思い年下の先輩にお願いして入部させてもらいました。2年間、しっかりと活動して試合にも出ました。
(エ) 学習院の好きなところ
皆さん良い人であること、学習院という学校が特別なブランドイメージを持っていること、他の多くの大学と違いキャンパスが4年間ずっと一緒であるところです。
(オ) 趣味は
野球観戦です。妻の影響でヤクルトファン歴8年。現在は田口投手を応援しており、田口選手のユニフォームを着て、しばしば神宮で妻と応援をしています!
(カ) 特技は
和太鼓です。子供の頃10年間、地元板橋の和太鼓チームに入っており、パフォーマンスで有名であったため、お祭りと舞台で、ちょっとしたお笑い芸人よりもハードなスケジュールをこなしていました
(キ) 集めているモノは
飽きっぽい性格のため、集めているモノはないです。強いて言えば、お酒を飲むのが好きなので、その席での“笑える話”を集めています。
(ク) 好きな本は
中学生の際に、親から読めと渡された「だからあなたも生きぬいて」という本です。いじめられた反動から、非行に走り、極道の妻にまでなった方が、一念発起して弁護士にまでなるという話です。
自分の経歴と重なるところもあり、「人生はどこからでもやれる!」のだと思えた本です。

■事務局から
200人を超える不動産桜友会の“活力の源”は立元さんなのではないかと思えるほど、常に明るく、パワフルで、周囲に人が集まっています。そのため、お仕事も勢いでされるタイプなのかなと思っていたのですが、取材の最中にかかってきた、取得した物件の隣地トラブルには、真摯で丁寧に対応する立元さんがいました。こうした高いレベルの攻守のバランスが立元さんの一番の魅力なのかもしれません。

■概要
(ア) 会社名 株式会社タスキ
(イ) お名前 立元賢司
(ウ) 会社住所 〒107-0061 東京都港区北青山2-7-9 日昭ビル2F
(エ) 会社TEL 03-6812-9330
(オ) メールアドレス tachimoto@tasukicorp.co.jp
(カ) HPアドレス https://tasukicorp.co.jp/
(キ) 取得している資格 宅地建物取引士
貸金業務取扱主任者
(ク) 略歴
2012年 学習院大学法学部法学科卒業
2013年 上場金融会社 入社
2018年 株式会社タスキ入社 現在に至る

 

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